2006年08月22日

『十二人の怒れる男』

十二人の怒れる男

シドニー・ルメット監督。
ヘンリー・フォンダ主演。

陪審員物としてはあまりにも有名な映画。
12人の陪審員達が暑い部屋に集まる。
12人の意見が全員有罪に一致した時、被告は死刑となる。

11人の陪審員は有罪を主張するが
ヘンリー・フォンダ演じる主人公、1人だけが無罪を主張する。
検察の挙げた証拠が不確実である事を一つづつを切り崩していき
それを認めた人間は一人また一人と無罪に転向する。
そして…。

出自、価値観、職業、趣味、年齢が全く違う12人が
一つの結論に向かって議論を戦わせていくところが面白い。
自身の偏見から逃れられる人間はいないが
偏見による主張は説得力に欠ける。。

ラスト、全てが終わって裁判所を出た後
「あなたの名前は?」
自己紹介をするだけして
「それでは」
と去っていくシーンが非常によい。

お互い名前も名乗らず、激しい感情がぶつかりあう時間を共有し
そして何事も無く去っていく。
この映画にふさわしい、見事な幕切れだと思う。
posted by vlt at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。