2008年11月13日

『レンブラントの夜警』

レンブラントの夜警

マーティン・フリーマン
ピーター・グリーナウェイ監督

グリーナウェイのおなじみの世界です。
冒頭から『ベイビー・オブ・マコン』を思い出させるような舞台。
マイケル・ナイマンではないけれど、グリーナウェイの映画にかかせないアクの強い音楽。
光と色の鮮やかさは『コックと泥棒』を思い起こさせます。
泣き声の効果音も。好きですね、この人。

途中から謎解きっぽくなっていて、そこは楽しめます。
絵の眼のシーンはポランスキーの『反撥』を思い出してしまいました。
動きそうで怖い。。

映像はグリーナウェイなのでもちろん素晴らしいです。
音楽は好みがわかれるかもしれませんが個人的には好きです。
そしてラストの鮮やかさ。
この人、ラストだけは外しません。

しかし、肝心の中身は・・・どうなんでしょう。
『枕草子』ほど筆フェチに辟易する感じでもなく
(あれはあれで面白いのだけれど、筆に親しんでいる文化から観るとちょっと)
絵の謎解きがメインというわけでもなく。
レンブラントの波乱万丈の人生、というわけでもなく。
いつもの通り、彼が撮りたいものを撮ってみたというところでしょうか。

『コックと泥棒』とか『ZOO』のような個人的な熱狂は無いです。
それでも、この人の撮った映画はまた観てしまうという事だけは間違いないです。
posted by vlt at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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