2006年04月10日

『マンダレイ』

ラース・フォン・トリアー監督。
ブライス・ダラス・ハワード主演。

『マンダレイ』(officialはこちら)を公開初日に観て来ました。
初日なのに人が少なかったです。
僕の中では最近の映画の中では一番の注目だったのですが。
(クローネンバーグの新作と並んで)

『ドッグヴィル』に続くアメリカ三部作の第2作目。
一応前作の流れを引き継いではいるのですが
主演女優も二コール・キッドマンからブライス・ダラス・ハワードに変わって
別の物語という感じです。テーマが違いますし。

この作品でもトリアーは、観客の脳と主演女優を
これでもかというくらい、いたぶってくれます。
ブライス・ダラス・ハワードは、ロン・ハワードの娘で
映画一家の人らしいですが、これまで無名の女優だったようです。
どう見てもトリアー好み。。。
いじめたくなるような優等生な主人公をうまく演じています。
そしてサド全開の脚本が彼女をいたぶります。
そんなことまで・・・ということまでさせてしまいます。

ラスト近くフェンスに縛り付けられ、鞭で打たれる直前のティモシーが
主人公の怒りをあおる最後の言葉に
この映画のすべてが詰まっていると思います。

「その黒人は誰が作った?」

脚本も良いですね。面白かったです。
やはりトリアーは期待を裏切りません。
posted by vlt at 21:50| Comment(4) | TrackBack(4) | cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さまざまな読解が出来る作品が好きです。
vltさんの記事もユニークですね。
これからもよろしく。

コメントに感謝!
Posted by マダムクニコ at 2006年06月10日 16:59
マダムクニコさん
コメントありがとうございます。
いろんな解釈が出来る事というのは
面白い映画の一つの基準かもしれませんね。
僕もそういう作品が好きです。
Posted by vlt at 2006年06月28日 04:24
tbありがとう。
いたぶられるグレースが、皮肉にも、鞭で黒人を打ちますね。父は、その姿を見て、娘の成長を認めて、先に帰る。このあたりの皮肉がおもしろいですね。
Posted by kimion20002000 at 2006年08月29日 02:08
kimon20002000さん
コメントありがとうございます。
いろんな解釈が可能な面白い映画ですが
最後の皮肉は面白いですね。
次作も楽しみです。
Posted by vlt at 2006年09月03日 16:25
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

マンダレイ
Excerpt: 今日は仕事が…と言うよりもオレがダメな日でした。こまごまとミスをしちゃいましたね〜。ダメな日はダメな日なりに何とかしようとするのだけれど、ダメな日はやっぱりダメな日です。ダメな日って4回も言っちゃいま..
Weblog: still searching Style...
Tracked: 2006-04-14 01:12

やっと観た!アメリカをえぐる問題作、「マンダレイ」。
Excerpt: アメリカに行ったこともない、飛行機嫌いのラース・フォン・トリアー監督が描くアメリカ。 すでにDVDにもなっている映画「ドッグヴィル」の続編、「マンダレイ」、やっと観賞いたしました!ヤレヤレ。 一言で..
Weblog: 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
Tracked: 2006-04-16 13:25

マンダレイ/ぬるま湯が好き?
Excerpt: 最も好きな映画作家の一人、ラース・フォン・トリアーの、「アメリカ」3部作の2作目。  フェミニズムの視点で批評してみよう。 マンダレイ マンダレイという、アメリカ・アラバマ州の大農園にたどり着いたグ..
Weblog: マダム・クニコの映画解体新書
Tracked: 2006-06-09 12:18

NO.167「マンダレイ」(デンマーク/ラース・フォン・トリアー監督)
Excerpt: ドグマ95と「純潔の誓い」。 トリアー監督は、ますますラディカルになっていく。 トリアー監督は、1956年生まれ。僕より3歳下だが、極めて、戦闘的で挑発的だ。とても、気持ちがいい。 トリアー監督と..
Weblog: サーカスな日々
Tracked: 2006-08-20 07:13
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。