2007年08月22日

『アレクサンドリア四重奏』

アレクサンドリア四重奏 1 ジュスティーヌ

アレクサンドリア四重奏 2 バルタザール

アレクサンドリア四重奏 3 マウントオリーブ

アレクサンドリア四重奏 4 クレア

ロレンス・ダレル
河出書房新社

何年か前に河出書房新社のHPに
『アレクサンドリア四重奏』の文庫化予告が掲載された。
しかし、待てども待てども発売されたという情報が出ない。
そしていつの間にかそのページもHPから消えていた。
すごく楽しみにしていたのに。

それからすっかり忘れていたら
文庫じゃないけど今年の春から夏に4冊出てた。
ずっと絶版だったけど。

これは『囚人のジレンマ』と並んで
今年の翻訳本の中で1、2位でしょう
新訳、旧訳は置いておいて。

みすず書房と河出書房新社は
文庫以外もチェックしておかないといけないなと。改めて。
あと国書刊行会も。

ともあれこのような小説が発売されるのはうれしい事。
ここまで読みたい本、最近少ないものね。。。
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2007年08月20日

『囚人のジレンマ』

囚人のジレンマ

リチャード・パワーズ
柴田元幸 訳
みすず書房

なんてこった。
邦訳が出てたなんて。
しかももう3ヶ月も経っていた。
訳はやはり柴田元幸。

言わずもがなですが
ゲーム理論の本ではありません。

これは私的に絶対に読まなければならない小説。
早速Amazonで購入。届くのが楽しみ。
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2007年07月17日

7月8月の文庫

覚え書き

7月
『黒の試走車』 梶山季之 岩波現代文庫
 小学生の時、この人の本を愛読してました。
 なんという小学生だ。

『恥辱』 クッツェー ハヤカワepi文庫
 少し前のノーベル賞作家ですね。
 これ、単行本で読んだのだけれど。
 きれいな文章だけど僕は苦手なタイプかも。
 もっと勢いがあるB級が好き。
 これは勢いの無いA級かも。

『大学という病 東大紛擾と教授群像』 竹内洋 中公文庫
 どうでもいい事ですが学生の時のゼミの教授です。
 懐かしかったので。

8月
『贋・久坂葉子伝』 富士正晴 講談社文芸文庫
 これを読むなら久坂葉子の『ドミノのお告げ』。

『フーコー』 ジル・ドゥルーズ 河出文庫
 河出書房がんばってますね。

『ピギー・スニードを救う話』 ジョン・アーヴィング 新潮文庫
 新潮社のアーヴィング本がどんどん文庫に。

『分裂病と他者』 木村敏 ちくま学芸文庫
 ほう。これが文庫で。

『魔法の庭』 イタロ・カルヴィーノ ちくま文庫
 河出かと思いきや、ちくま文庫です。

『アメリカン・デス・トリップ(上・下)』 エルロイ 文春文庫
エルロイですよ。好きな人にはたまらないでしょうね。

絶対に買いたいのは『黒の試走車』。
梶山季之と岩波がうまく繋がらないが。
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2007年06月17日

"Against the Day"

Against the Day

Pynchon. Penguin Pr.
見つけてしまった。Pynchonの新刊。

1997刊行の"Mason & Dixon"ですらまだ翻訳されてないのに。
"Vineland"以降の比較的ソフトな流れで読みやすいらしい。
そうはいってもPynchonなので辞書無しはきつそうだけれど。
個人的には最初の3つが好きなんですけどね。。。

年齢的に"Mason & Dixon"が最後かなと思っていたけれど
こうして新作が出ているのを見るのは率直にうれしい。

原書で1085ページ。
まあ読むしかないですね。
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2007年04月13日

Vonnegut

また一人好きな作家が。。

一番好きな作品を挙げるとなると難しいですが
(3つなら挙げられそう)
ロトの妻について書いていた文章がすごく好きです。
出典を忘れてしまったのですが。
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2007年01月08日

『意味の論理学(上・下)』

意味の論理学 上 (1)

意味の論理学 下

ジル・ドゥルーズ。河出文庫。

河出文庫の2007年の第一弾は『意味の論理学』。
これが来たかって感じですね。期待通りです。
しかも新訳だそうです。
さて、どうなんでしょうか。

とりあえず文庫で読めるなら手に取りたいですね。
次に河出書房新社が何をやってくれるのか楽しみです。
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2006年11月11日

11月の気になる文庫

雄羊―途切れない対話:二つの無限のあいだの、詩
雄羊―途切れない対話:二つの無限のあいだの、詩


デリダですが、これは読んだ事がありません。
何時頃の作品なんでしょう。
久しぶりに手に取ってみたいものです。

フーコー・コレクション (〔別巻〕)
フーコー・コレクション (〔別巻〕)


完結したフーコーコレクション。
ガイドブックがフーコー・コレクションの別巻として出るらしいです。
これも気になります。

12月は気になる文庫は今のところあまり無さそう。。
新たに出版予定が出るとうれしいのですが…。

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2006年10月26日

『フーコー・コレクション 4・5・6』

フーコー・コレクション〈4〉権力・監禁

フーコー・コレクション〈5〉性・真理

フーコー・コレクション〈6〉生政治・統治

フーコー・コレクションがついに完結。
さらに12月には『フーコー・コレクション フーコー・ガイドブック』が出るらしい。
どんなものか分からないけれど楽しみ。
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2006年10月07日

『アンチ・オイディプス(上・下)』

アンチ・オイディプス(上)資本主義と分裂症

アンチ・オイディプス(下)資本主義と分裂症

ジル・ドゥルーズ フェリックス・ガタリ。河出文庫。

ドゥルーズ/ガタリの本って、大きいし重いし高いし…。
学部の図書館で本当にお世話になりました。
それがついに文庫化!

この本も古典になったという事か。
というか、買うべし、買うべし、買うべし。

これが文庫で読めるなんてありえない。
こういうことをやってくれるから河出書房新社は好きだ。
あとついでに『ミル・プラトー』
『差異と反復』も文庫化してくれるとうれしいんだけどな。

期待しよう。
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2006年07月23日

最近購入した本

久しぶりに現実の本屋に行った気がする。
毎月洋書は1万円以上買っている気がするけど
(Amazonから1000円のギフト券が来るし)和書は実はあんまり買ってない。
でも、久々に本屋に行くのは楽しいもの。
購入した本は以下。

『フーコー・コレクション (1)』 ミシェル・フーコー ちくま学芸文庫
『フーコー・コレクション (2)』 ミシェル・フーコー ちくま学芸文庫
『フーコー・コレクション (3)』 ミシェル・フーコー ちくま学芸文庫

フーコー・コレクションは全部で6巻だそう。
学生時代はデリダ読みだったけれど、フーコーも好き。
研究室にフーコー読みが多かったので、公にはできなかったけど。
まさに知の巨人。
たまにはこういうものを読んで元気になろう。

『永遠の少年』 フォン・フランツ ちくま学芸文庫

フォン・フランツが文庫で読めるとはね。幸せ。即買い。

『宇宙クリケット大戦争』 ダグラス・アダムス 河出文庫

これは『銀河ヒッチハイク・ガイド』を買ってしまったのと、
河出文庫は絶版になりやすいので、早めに買っておくかという感じ。
絶版になれば原書を読めばいいんだけれど。
そこまでのモチベーションも無いので。

『ブルー・ロージス』 山岸涼子 文春文庫

実は本屋に行った真の目的は以下の2冊を買うことだった…。

『舞姫(テレプシコーラ) 9』 山岸涼子 メディアファクトリー
『わたしの人形は良い人形―自選作品集』 山岸涼子 文春文庫

最近、山岸涼子にハマっているような気が…。
『舞姫(テレプシコーラ) 9』は発売前の為、
『わたしの人形は良い人形―自選作品集』
5件の本屋を巡ったにもかかわらず無し。

最近、川原泉の『笑う大天使』が映画化された事もあり
川原泉スペースが増えたのが原因と見た。
カーラくんの本は全部持ってるからもういいのだが…。

それにしても『ミカエル』を実写で映画化するかね。
アニメ化ならまだ理解できるのだが…。
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2006年06月15日

7月発売(購入)予定の文庫

備忘録

7/10発売予定

ちくま学芸文庫 『フーコー・コレクション3』ミシェル・フーコー
ちくま学芸文庫 『永遠の少年』 フォン・フランツ
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2006年06月02日

『すばらしい新世界』

すばらしい新世界

ハックスリー。講談社文庫。

ユートピア、ディストピアもの。
一時期こういうものにハマっていた。
オーウェルの『1984』とはまた違った世界。

ここには独裁者や権力の匂いは希薄。
でも救われないところは同じ。

どちらかというと『1984』の方が好きだけど。
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『キャッチ=22』

キャッチ=22 上
キャッチ=22 下

ヘラー。ハヤカワ文庫。

戦争は不条理そのもの。
前線基地での不条理なルールがキャッチ=22。

物語はどたばた。物語は時間を行ったり来たり。
アルトマンの映画『MASH』、ヴォネガットの『スローターハウス5』を
思い起こさせる。

後半、恋人の死を受け入れられず、ヨッサリアンを狙い続ける女の姿が胸を締め付けられる。
ヨッサリアンは飛行機の中でひたすら「よしよし」といって支え続けたのだが。
このシーンも心に残る。
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『1984年』

1984年

ジョージ・オーウェル。ハヤカワ文庫。

歴史すらなかったことにできる世界。
ビッグブラザーはスターリンがモデル。

自分にはビッグブラザーがどこかの国の独裁者に重なって見える。
いつの時代も独裁者は変わらない。

今生きているこの社会も、多かれ少なかれ管理され統制されている。
フーコーはそれを権力と言ったし、アルチュセールはそれをイデオロギーと言った。
「まなざし」によって人は作られる。

誰もがそうだ。自分も。
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2006年05月27日

『世界のすべての七月』

世界のすべての七月

ティム・オブライエン。村上春樹訳。文藝春秋。

ティム・オブライエンの成熟した小説。
荒削りだが勢いのある『ニュークリア・エイジ』もすごく好きだったけれど
これも良かった。

数十年ぶりに同窓会に集まった人たちの群像劇。
群像劇というとアルトマン的だけど、なんかちょっと違う気がする。
同窓会だからすべての人間は53歳だからか。

それぞれにドラマがある。幸せな結婚をした人も、裏切った人も、裏切られた人も。
そして死んでしまった人も。

一部の登場人物にはベトナム戦争の経験が反映されていたりはするが、『ニュークリア・エイジ』の穴掘りのようにどうしようもなく離れられないという書き方ではない。

マジックリアリズム的というか預言者的な人物が自然に登場する。
ディスクジョッキーや隣人の元CIAなど。
その場面がなんだかとても好きだ。
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2006年05月19日

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉

村上春樹。新潮文庫。

現実の「ハードボイルドワンダーランド」と
主人公の内的世界の「世界の終わり」。
2つのストーリが一つに収束していく。

何回読んだか分からないけど、読むたびに違った印象を持つ。

エントロピーという言葉が出てきたところは、はっとさせられた。
『競売ナンバー49の叫び』のラプンツェルを連想したから。
意外に近いのかもしれない。

この主人公は『カラマーゾフの兄弟』を全員すらすら言えるのだ。
ドミトリイ、イワン、アレクセイ、スメルジャコフ。
僕も言えるけどね。

村上春樹の小説はこの頃のものが一番好きだ。
僕はピンチョンの『V.』にしても、この小説にしても
重層的な物語が収束していく小説が好きなのかもしれない。
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2006年05月16日

『死霊』

死霊〈1〉

死霊〈2〉

死霊〈3〉

埴谷 雄高。講談社文芸文庫。

これが発売された時、まさか『死霊』が文庫化されるなんて、と狂喜したものだ。
ドストエフスキーの『悪霊』とマルクス主義の影響を強く感じるが
小難しい事を言い出すときりがない。

キャラが立っている。とにかく面白い。
文体など好みは分かれるかも知れないが
物語に入り込めればこの文庫3冊は一生モノ。
僕はこういう小説が好きだ。

惜しむらくは、埴谷雄高の死によって
この小説が未完のまま終わった事か…。
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2006年05月13日

『ノルウェイの森』

ノルウェイの森 上

ノルウェイの森 下

村上春樹。講談社文庫。

村上春樹が好きな人は『ノルウェイの森』が好きな人と
そうでない人に分かれるようだ。
少なくとも僕の周り(近くではない)で「村上春樹が好き」と公言する人には
「『ノルウェイの森』はちょっとね…」という人が多かった。
その人達にとっては、自分だけの村上春樹が
一気にベストセラー作家になった事が気に入らなかったのかもしれない。

でも、何度も読んでみると
この小説がいかに力を持っているかという事が良く分かる。
時には癒されさえする。
物語に入り込めるかどうかは読み手次第だと思う。
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2006年05月12日

『カラマーゾフの兄弟(上・中・下)』

カラマーゾフの兄弟 上   新潮文庫 ト 1-9

カラマーゾフの兄弟〈中〉

カラマーゾフの兄弟 下    新潮文庫 ト 1-11

ドストエフスキー。新潮文庫。
ドストエフスキーの代表作といっても良いでしょう。
「大審問官」の章がやはり白眉か。
何度読んでも考えさせられます。

個人的にはゾシマ長老が腐敗していくのを
アリョーシャが感じる場面が印象に残っています。

ところで、カラマーゾフの兄弟の名前を全員言えますか?

僕は4人とも言えますが
この質問は、ある小説の伏線です。
その小説もそのうちアップします。
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2006年05月10日

『悪霊(上・下)』

悪霊 (上巻)

悪霊 (下巻)

ドストエフスキー。新潮文庫。

この小説はすごい。
上巻はゆったりとした流れ。下巻から怒涛の展開に。
ほとんどの登場人物が悲惨な死に方をするのに対して
ピョートルだけは生き残る。
なんともやりきれない。。

個人的にはこれと『カラマーゾフの兄弟』が
ドストエフスキーの小説の中では好きです。
うーん。やっぱり『悪霊』が一番好きかな。
ハマると抜け出せないです。長いけど。
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